年始にグーグルトレンドを見てたら、2016年のワードランキングが出てたので、暇つぶしに各国別のワードを色々見てみると、面白いことがわかった。それは日本は平和だ!ってことと、日本人って国外のことに全然興味ないね!ってこと。どうしてそう思ったのかについては、下記を見てほしい。
日本とアメリカの2016年のニュース検索ワードの違いは?
ポケモンgo、オリンピック、アメリカ大統領選、パナマ文書、eu離脱と言ったワードは各国とも上位にきているが、日本に特徴的なのはネガティブなニュースワードがほぼないことだ。もちろん、熊本地震や台風10号などの大きな被害が出たネガティブなワードは日本にもある。だが、その数が他に比べて圧倒的に少ないのだ。例えば、アメリカを見てみると、3位に「Orlando Shooting」、6位に「EL Chapo」、7位に「Brussels」、8位に「Nice France」、10位に「Aleppo」とテロ関連のワードが軒並み上位にランクされている。ちなみに、「Orlando Shooting」は、49人が犠牲となったフロリダの銃乱射事件、「EL Chapo」は今年逮捕されたメキシコの麻薬王の名前、「Brussels」はベルギーの首都名、「Nice France」はフランスの地名、「Aleppo」はシリアの地名だが、これも今年起きたテロや空爆のため、検索が急上昇したと思われる。(ちなみに、自分は6位の麻薬王の件は知らなかった・・・)
このように、アメリカの上位半分のワードがテロ、戦争関連なのである。これに対して、日本はテロ、戦争関連のワードは一つも入っておらず、その分「シンゴジラ」や「君の名は」と言った映画名がランクに入っている。このようなワードの違いから、日本は平和だ!ってことがよくわかると思う・・・と、自分も最初はただそう感じただけだったのだが、よくよく考えると、「日本が平和」というのもあるが、「日本人が世界で起きてることに興味がないのでは?」と思えてきた。なぜなら、アメリカのワードを今一度見てみると、アメリカ国内で起きた事件というのは実は3位の「Orlando Shooting」だけで、他は全て、他国で起きているテロや戦争関連の事件なのだ。つまり、アメリカ人は、他国のテロ事件等であっても、自分たちにも関係があると思い、調べていると思われる。(まあ・・アメリカ国内での検索だから、アメリカ人かどうかはわからんけど・・)対して、日本人は、テロ事件なんて遠い別世界の出来事、自分たちには関係ない話だと思っているのだろう、興味を持つ人が少ないのである。(昨年、バングラデシュで日本人が7人亡くなったテロ事件あったけどね・・・。)あとは、英語と日本語という言葉の問題もあるように思えるが、日本でニュースを見ていても体感として、国際ニュースの扱いが小さいので、そういう国内マスコミの姿勢も日本人が世界の事柄に興味を持たない要因になっていると思われる。ちなみに、全世界のランキングはこんな感じ。テロ関連のニュースが上位に4つ入っているし、中南米で流行した「Zika Virus」も入っている。うーん、やっぱりもう少し世界のニュースを見た方がいいわ。
本日の社会を生き抜く知恵
日本という視点からだけでなく、別の国からの視点で見ると、違ったニュースが見えてくる。またそうすることで、客観的に日本のことを分析することもできる。