誰にでも貧困に陥る可能性はあるって言うけれど・・・
貧困を扱った本をよく読んでいます。
貧困をなんとかしたいという高尚な気持ちからではありません・・・
悲観的な人間なので、自分が貧困に陥らないようにするための対策の一環として、この種の本をよく読んでいます。
貧困を扱った本には、たいてい貧困状態になってしまった人々の事例が詳細に記載されています。
「なぜ貧困状態になってしまったのか」という事例を押さえておけば、共通する行動を避けることができます。
「幸福の形はいつも同じだが、不幸の形はそれぞれ違う。」
という名言はありますが、実際は不幸=貧困になってしまう人には共通点があります。
10冊くらい貧困関連の本を読んでみて、そういう結論に達しました。
ではまず、結論を述べます。
「安易に子供を作らないこと」
これが、貧困にならないために、一番重要なことです。
「また・・身もふたもないこと言いやがって・・・」
と誰もが考えると思いますので、以下深掘りして書いていきます。
20代、30代の方は、将来の人生設計を考える参考にしてみて下さい。
ちなみに、自分は子供が1人います・・・
シングルマザーで養育費を受け取っている人はわずか4人に1人
まずは、現実の数字から押さえていきます。
2018年の厚生労働省の調査によると、養育費をきちんと受け取っている人は、たった26%。逆に一度も受け取ったことがないという人がなんと53%もいるのです。
養育費を払わない父親が悪い。
まさにその通りではあるのだけれど、現実問題として、現状はご覧のありさま・・・
正論としては、離婚した場合でも、必ず養育費を取れるように、法制度等を変更するべきです。
が、恐らくそうなるには、数年、いやもっとかかります。
となると、今のところ、専業主婦または夫に大部分の収入を依存している場合、離婚した途端に、貧困に陥る可能性が高いです。
「いや・・・私のパートナーはそんな人間ではない。」
と、思っていても、統計上は4人に1人しか、養育費を払ってくれないのが現実です。
この本の事例においても、シングルマザー以外の人の事例って、「正直なところ、頑張れば、何とかなるのでは?」というケースがほとんどです。
「仕事を辞めて、無職なのに、実家に戻らずに滞納」、「自分の収入に比して、明らかに家賃が高い家に住んでしまって滞納」というあまり同情できないパターンが多いです。
ですが、シングルマザーの場合は、ダブルワークで働いても家賃も払えないほどの貧困になってしまう事例が複数出てきます。
考えてみれば当たり前で、仕事しながら、援助もなく、一人で子供の面倒まで見なければならないって、ハード過ぎます。
何か歯車が狂えば、すく崩壊してしまいます。
この本の作者は、シングルマザーとして働きながら、司法書士の試験に合格した超絶な人ですが、そうなれるのは稀でしょう。
こういう現状を踏まえて、出した結論が、「子供は安易に作らない方がよい」という夢も希望もないものです。
制度がすぐに変わらない以上、現実に対応した行動を取るしかないからです。
パートナーが心変わりしたら、即効で貧困になってしまうなんて、あまりにも他人の感情に依存した不安的な状況です。
「おいおい!子供も安心して産めないなんて!そんな身もふたもない結論はいらないんだよ!」
と言う反論が聞こえてくるので、別解も記載します。
これさえ押さえておけば安心! 養育費をキッチリと払う男の特徴!
恋愛ネタの記事風味にしてみました。
正直、意中の男を落とす方法より、別れた後の対策を考える方がよほど重要だと思います。
まあ・・・キラキラしてないから、需要がないんだろう・・・
以下、事例に載っていた養育費を払わない男の逆パターンを記載します。
・一つの会社に長く勤めていて、収入が安定している。
・両親との関係が上手くいっている。
書いて言うのも何ですが、あまりにも当たり前のことです。
が、どうやら恋愛状態だと、正常な判断ができずに、ノリで子供を作ってしまうケースが多いらしい・・・
気持ちが盛り上がっている場合は、一度この本の事例を読んでみることを強くオススメします。
思いっきり冷や水ぶっ掛けられて、冷静になれますので。
まあ・・合理的な判断ができる人が増えすぎると、少子化に拍車が掛かってしまうので、それもどうかと思いますが・・・