社会を生き抜く知恵

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豆知識

コンタクトをいい加減に使っていたら、アカントアメーバ角膜炎にかかった話①

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自分は今31歳なのですが、7年前に目にけっこう重い病気を患いました。その病気というのは、アカントアメーバ角膜炎というもので、幸いにも今は完全に完治しました。その時に、医者に対する考え方も変わったので、アカントアメーバ角膜炎にかかった経緯とその経験を踏まえて医者に対してどう対応するべきかをまとめてみました。なお、けっこう経緯の話が長いので、二回に分けて書いて行きたいと思います。ちなみにアカントアメーバ角膜炎とはこんな病気のことです。

アカントアメーバと呼ばれる微生物が原因で起こる角膜感染症で、最近数年間増加しています。アカントアメーバは川や沼、土壌や公園の砂などに広く存在しています。洗面所など、水周りにもいることが多いようです。細菌性角膜炎と似た症状ですが、人によっては特に強い痛みを感じることもあります。アカントアメーバ角膜炎を発症した人のほとんどはソフトコンタクトレンズ使用者です。毎日使い捨てにしなければならないレンズを再度装用してしまったり、再装用可能なレンズでもこすり洗いやすすぎなど、決められた取り扱いができていない場合がほとんどです。アカントアメーバの特効薬はありません。すこしでも効果のある抗真菌薬や消毒薬を点眼する、角膜の表面を削るなど、いろいろな治療法を併用しますが、きわめて治りにくいのが特徴です。(日本眼科学会ホームページより)

朝起きて、メガネをかけても片目がボヤけている

自分は強度近視(0.1以下)で外に行く際はコンタクト、家ではメガネという生活を中学生くらいから続けています。10年ほど前にいつものように朝起きて、メガネをかけたところ、「あれっ?右目が思っいきりボヤケている」ということに気が付きました。最初は目がカスんでいるだけかと思い、ゴシゴシ目をコスって見るがまるで改善せず・・・これはヤバイかも・・・と嫌な予感がしました。とはいえ、仕事もあったので、とりあえずコンタクトは付けずに、メガネをかけてそのまま出勤し、仕事をいつものように行いました。全く見えない訳ではなく、カスんでいるが(雨に濡れた窓越しに見ている感じ)一応見えているし、左目は問題なく見えていたのでとりあえず仕事を普段どおりに行うことはできました。ですが、症状は全く改善する気配を見せずにこれはマズイと焦りは増すばかり・・・。仕事を終えるとすぐに職場近くの町医者に行き、「右目が霞んで全然見えない!先生これは何の病気なんですか!」って血相変えて駆け込みました。だが、町医者のオッチャンの回答は「うーん・・・大したことないと思うよ。結膜炎か何かだよ。」というあっけない回答。いやいや・・結膜炎って目がずっとボヤケて見えないのにそんなに軽い訳ないだろ・・と思い、「そんな軽いものなんですか・・」と不審がる素振りを見せると、「うーん大丈夫だと思うけど、気になるのならもっと大きな病院の紹介状を書こうか?」と言われたので、「はい!是非!」と即答しました。今から振り返ってもあの時、町医者の言うとおりにせずに本当によかったと思います・・・

地域の中核病院に行くが、そこでも原因不明で、左目にも異常発覚

流石にマズイと思ったので、次の日は会社を休んで、地元の中核病院に行きました。しかし、大きな病院は案の定めちゃめちゃ混んでおり、診断を受けるまでに数時間ほど待ち、ようやく医者と面会。そして、様々な本格的な検査を終えると、美人な女医さんが深刻な表情で「今すぐ手術をした方がいい。」と言うのです。「えっ!やっぱり!そんなに重い病気なのか!」と落ち込んだところをさらに女医さんは畳み掛けてきました。「左目のボヤけている症状については正直原因はわからない。でも、右目は網膜剥離を発症している。すぐに手術しないと失明するかもしれない」と言い渡されました・・・「!!!!!えっ!右目は特に何の症状もないのに!右目が網膜剥離になっているんですか!」とワケがわかりませんでした。女医さんに冷静な口調で「とにかく一刻を争うからすぐに手術を受けるように。ただ、この病院では設備がないから、紹介する眼科の専門病院に行くように」と言われ、呆然自失のまま、紹介状を受け取り、更に大きな都内の病院に行くことになりました。けっこう話が長くなってしまったので、今回はここで切り上げます。次回は都内の眼科専門病院で言われた衝撃のセカンドオピニオンとその後の手術までを書いて行きます。

本日の社会を生き抜く知恵

町医者に大したことがないと言われても、症状が深刻だと思ったら他の大きな病院で診察を受けた方がよい。たとえ、勘違いでも失うものは時間とわずかなお金だけ。自分の健康より大事なものはない。

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