デキ婚をしても別によいけれど・・・
さて、下世話な話しを本日は書こうと思う。
他人様の私生活、ましてや結婚や妊娠について論じるなど、まっとうな人ならどう考えても眉を顰める話しである。
ましてや単に祝福するのならまだしも、そんな祝い事に乗じて、特定の人に対して、批判的な意見をしようというのだから、方々から石が飛んできそうである。
本来なら、場末の酒の席で話すべきことをあえて、書くのは、このブログ自体そんな末端の末端の空間だから。
そしてなりよりも、そんなことを話せる友達が皆無だから、ここで書くしかない・・・ということで、ご容赦願いたい。
そもそも、ブログとは、自分がある事柄について、思考したことを書く場所なのだし、書く対象はまがりなりにも国会議員、つまり公に属する人間なのだから、そこまでバチもあたらないだろう。
さて、長ったらしい言い訳はこれまでにして、本題である。
今回の件を聞いて、素直にこう思った。
「小泉進次郎は計画性がない男なんだな。」と。あるいはこうも考えた。「いっときの感情に流される男なんだな・・・」と。
どういうことが少し詳細に書いてみる。
このご時世、妊娠は当人たちの意思、特に男性側の意思で制御できるよね?
男女双方の同意の下で、妊娠しようと思っても、なかなか妊娠できないというケースは容易に想像がつく。
これは、本人たちの意思ではどうにもコントロールができない問題だ。
反対に、妊娠することを考えていなかった、あるいは、妊娠したくなかったけれど、想定外に妊娠してしまったというケース、つまりデキ婚だが、これはいかようにも当人の意思でコントロールができる問題だ。
つまり、男側が避妊の手段を講じていればそれで済む話しだ。
避妊手段を取らずに、性行為に及んで、「想定外に妊娠してしまった」というのは、その想定がそもそも甘すぎるというだけの話しである。
避妊手段も完璧ではない。避妊手段を講じていても、失敗して、妊娠してしまう可能性は多いに有り得るじゃないか、という意見もあると思う。
確かに、コンドームを装着しても、妊娠してしまう失敗率は10%前後という話もある。しかし、正しく使用すれば、その失敗率は3%にまで下がる。
もっとも手軽な避妊手段とされるコンドームのみの使用だけでも、ここまで確率を制御できるのである。
つまり、「妊娠を現段階ではしない」という判断を当人たちがすれば、現代においては、妊娠というのは概ね避けられる事柄なのである。
ほとんどの人は、「妊娠したらその時はしょうがないか・・」程度のノリじゃないの?
多くの人はそんなに細かく将来のことなんて、考えて行動しないよ。妊娠したらその時はその時っていう感じなんじゃないの、と考えている人も多いだろう。
実際、そのとおりだと思うし、それで良いと思う。
ただ、小泉進次郎は国会議員であるし、将来の総理候補だ。本人もいずれはこの国のトップに立ちたいという野心を暗に匂わす発言もしている。
そんな人物が、自身の政治家としてのイメージにとって、マイナスになりこそあれ、決してプラスにはなりえない「デキ婚」という選択を選んでいるところに、計画性がない人間だと思わずにはいられないのだ。
「結婚後に妊娠」という選択肢を取った方が、大衆の支持が得られるだろうという計算は誰もができることである。
(ここでは、「良いか」、「悪いか」という話ではなく、単にどちらが、選挙権を持つ有権者の賛同を得られるかという視点で話をしている。)
それなのに、あえて、デキ婚をしたということは、本人にとっては「想定外」だったのだろうと、容易に想像できてしまう。
総じて、小泉進次郎のことを、「計画性がないな・・・」、「感情に流されて、決断しがちだな・・・」と考えてしまうのである。
「計画性がない政治家」、「感情に流されて決断をする政治家」も多くいるだろうし、むしろそっちの方が多数派なのかもしれない。
それに見方を変えれば、細かいことにいちいち悩まずに、豪快に行動する人間の方がリーダーとしてふさわしいという意見もあるだろう。
細かいことは、リーダーの周りにいる優秀なブレーンたちがやればそれでいい、リーダーはリスクを取って、決断をすればいい、という意見にも一理ある。
そういった色々な意見もあるし、ここでは小泉進次郎がリーダーたり得ないと言っている訳ではない。
ただ「計画性がない人間」、「感情に流される人間」という判断をしているだけである。
そう判断する人間は少数派なのだろうか?